top of page

旅先でのもう一歩

  • 3月3日
  • 読了時間: 2分

こんにちは、カラスヤゲストハウスオーナーの野村です。

2月のある2日間、ドイツから来た19歳のエミルが泊まってくれました。いつものようにチェックインの案内をしている時に、僕はエミルに対して違和感を感じていました。




「高崎にはなにがあるの?」「よく使う日本語を教えて」


といったやりとりがその理由で、当たり前に思えるそういった質問を、開業から3ヶ月、僕は一度も受けたことがなかったのです。


高崎に来てくれるインバウンド客は、たいてい『来日3回目以降の慣れた旅人』で、『初めての日本への旅行で、いきなり高崎に来た旅人』は初めてだったのです。




「日本人と話したい」エミルは、積極的に会話して他のゲストも巻き込み、1日目の夜はコタツで一緒におしゃべりをしました。みんなで白紙から高崎の旅行計画を作り、榛名神社と榛名湖に訪れることが決まりました。



翌日、榛名方面は公共交通では行きにくいため「大丈夫だっただろうか」と心配して待っていると、神社→湖湖→ゲストハウスはヒッチハイクをしたんだ、と言って僕たちを驚かせました。コーヒーをおごってもらい、ダルマももらったと喜んでいました。



近所の豚骨ラーメンが気に入って連日通い、夜はファミチキとカルピスをうまいと食べる様子は、全身でこの場を楽しんでくれているようでとても嬉しかったです。




僕が初めて海外一人旅をしたのは、19歳でのタイ旅です。家族の猛烈な反対にあい、強引に飛び込んだその地で、なにもかもに体当たりで挑戦しました。初めてのゲストハウス、夜の街、瞑想修行、体調不良、ダイビングライセンス取得。なんでもやり、なんでも食べていました。カエルも鳥の足も。



エミルの姿は当時の自分と重なり、ワクワクという旅の原点を思い出させてくれました。旅も十分な一歩だけれど、もう一歩、さらに踏み込んでみる。とりあえずやってみる。僕はこの立場としてその意気込みに応えたいし、そしてすこしは思い出に残りたいと思いました。




 
 
 

コメント


矢印
bottom of page