『旅』について語ります
- karasuya023
- 9月11日
- 読了時間: 3分
こんにちは、カラスヤゲストハウスの野村です。
今回は『旅』について書きます。実は、これを早く定義しなければ、とひとり焦っておりました。
旅とゲストハウスは相互に依存しています。旅があるからゲストハウスが存在できていて、ゲストハウスが存在することによって旅を生み出しています。
カラスヤゲストハウスも、そのようにあろうとしています。
そういったわけで、「ゲストハウスとはなにか」の前に、「旅とはなにか」をはっきりさせたく、この記事を書いています。

旅とは心持ちのことだと考えています。「人生は旅である」と、最近は聞かないような気がするこの言葉こそ、僕が思う『旅』を現しています。
好奇心を持って、公平で開かれた心持ちで、またはそういう態度で物事を捉える姿勢のことが、「旅」という一字に凝縮されていると考えています。
たとえば、帰り道にいつもと異なる通りを使ってみる、ほかの人からおすすめされた本を読んでみる、出会った人に身の上話をしてみる、こういったことも旅です。これらは身近な行事ではありますが、非常に好奇心を駆り立てますし、同時に公平で開かれていないとできないことでもあるためです。
「旅行=旅」となりがちなのは、ひとえに旅行が旅のマインドを創りやすいからかな、と考えています。お金と時間を使って遠くへ行って、そこで自分の価値観に固執したり、現地のことを頭から非難したり、新しい挑戦を遠ざけてしまうことは、きっとないでしょう。おのずと興味関心をもって周りを見渡すために、自然に「旅」がしやすくなります。

私は、「生活=旅」ともできるような空間を創りたいです。お金も時間もたいして使わなくても、見たことない空間があって、読んだことのない本があって、会ったことのない人たちがいる。そういう場を用意して、あとは心持ち次第。
僕自身がオープンでフラットでいられれば、集まる人もそのように居やすいのではないでしょうか。そうしてそこは、常に旅先となり得ます。
カラスヤゲストハウスは、旅行者はもちろん、地元の方も旅ができる場所を本気で目指しているのです。
逆から考えることもできます。つまり、なにができたら『旅』といえるのか?
僕は「気付き」だと捉えています。
本も遊びも勉強もお酒もランニングも、そこからなにか気付きを得ることができたら、それは旅です。
別になんでもいいとおもいます。本当に小さなことでも。
私としては、なにかしらの「気付き」をご提供できるように、つまり常に旅ができる場所として存在していたいです。
ぜひ、一緒に旅を創りましょう!


コメント