
高崎から、電車で40分。生糸を運んだ鉄道で、世界遺産の町へ
- 19 時間前
- 読了時間: 3分
高崎からの1day-tripのご提案です!今回は上信電鉄について。
高崎と下仁田を結ぶ、全長33.7キロ、21駅の私鉄です。目的地の上州富岡駅までは約37分、片道810円。乗り換えはありません。
この鉄道、実は、乗ること自体も目的地になる電車です。
生糸を運ぶために生まれた鉄道
上信電鉄の前身、上野鉄道ができたのは1895年(明治28年)。全線が開通したのが1897年です。法人として存続している私鉄としては、東日本でいちばん古い会社になります。
なぜこんなに早く、山あいに鉄道が引かれたのか。
1872年(明治5年)に富岡製糸場が操業を始め、この一帯は生糸の一大産地になりました。それを東京へ運び出すために敷かれたのが、この線です。貨物の全盛期には繭やこんにゃく、木材や石炭が走っていました。貨物輸送が終わったのは1994年(平成6年)のことです。
つまり、いま観光客が製糸場へ向かって乗っているこの電車は、もともと製糸場のためにつくられたものだった、ということになります。

次に何が来るか、わからない
上信電鉄のいちばん分かりやすい面白さは、車両がそろっていないことです。
元西武の車両、元JRの車両、自社で発注した車両が入り混じっていて、色も形もばらばら。全面広告のラッピング車も走ります。ホームで待っていて、何色が来るかが読めない。
全列車がワンマン運転の各駅停車です。日中はおおむね1時間に2本。車内はゆとりがあって、座れないことはないかと思われます。
上州富岡駅に着く
赤い鉄骨に支えられた古いホームと、縦書きの駅名標。改札を出ると、工女姿の「お富ちゃん」が立っています。富岡市のイメージキャラクターです。駅前には「祝 富岡製糸場と絹産業遺産群 世界遺産登録」の看板が掲げられています。

駅から製糸場までの、15分
富岡製糸場までは徒歩15分ほど。まっすぐ歩けば着いてしまうのですが、この道がそのまま古い商店街になっています。
新しい店などもあり、街歩きも十分に楽しむことができます。
富岡の名物に「ホルモン揚げ」があります。名前に反して、正体はちくわを揚げたものです。精肉店や惣菜店の店先で売られていて、歩きながらつまめます。
町には「富岡まち歩きグルメMAP」という無料の地図があります。配っているのは、まちなか観光物産館「お富ちゃん家(おとみちゃんち)」。製糸場から徒歩5分ほどの、観光案内所と物産館を兼ねた場所です。
ここでは製糸場の見学券も買えますし、電動アシスト自転車を無料で貸してくれます。

富岡製糸場と絹産業遺産群
1872年(明治5年)に操業を始め、1987年(昭和62年)まで115年にわたって生糸をつくり続けた工場です。2014年6月21日に世界遺産に登録されました。見学料は大人1,000円。
高崎に戻ってきてから
KARASUYA GuestHouseは、JR高崎駅西口から徒歩8分です。荷物を置いて、身軽なまま出かけて、夕方に帰ってくる。そんな一日にしていただけたらと考えております。
豆知識
上信電鉄では、SuicaやPASMOなどの交通系ICカードが使えません。**切符は現金で買うことになりますので、小銭を用意しておいてください。
富岡製糸場見学往復割引乗車券は、高崎〜上州富岡の往復電車賃1,620円と見学料1,000円で通常2,620円のところ、2,200円。往路・復路それぞれ1回だけ途中下車もできます。高崎駅の上信電鉄窓口と上州富岡駅で販売しています。
下仁田のほうまで足を延ばすなら、一日フリー乗車券(高崎〜下仁田乗り降り自由・大人2,260円)が向いています。全線の片道運賃が1,130円ですので、途中の駅で降りて歩くつもりなら、こちらのほうが得です。





コメント